『S by sloggi』
田中シェンさん×金原ひとみさんスペシャルトークショー

テーマ:ブログ

2018-09-11 00:00:00

9月2日(日)の午後、伊勢丹新宿本館3階のマ・ランジェリーにて開催された田中シェンさんと金原ひとみさんのスペシャルトークショーに行ってまいりました。
売場正面では、『S by sloggi(エス バイ スロギー)』をフィーチャー。
同ブランドのローカルアンバサダーを務める田中シェンさんのビジュアルがとってもクール!
レースをほとんど使わない、ミニマムなデザインの『S by sloggi』の世界観をとてもよく表していますよね。

ローカルアンバサダーの田中シェンさんは、モデルとしてだけでなく、マルチな才能の持ち主で、インスタグラムに投稿しているイラストも人気。
店頭には、彼女がデザインしたグラフィックをプリントしたこの限定コレクションが並んでいました。
そして、金原ひとみさんはデビュー作『蛇とピアス』で、若干21歳で芥川賞を受賞した小説家。
今回、『S by sloggi』が目指す
“着飾るのではなく、自然体で上品なモノにこだわりをもつ”女性像をイメージして、短編小説『柔らかな幸福の輪郭』を書き下ろし。
2018年秋冬カタログに6ページにわたって掲載されています。
その作品について、金原さんはトークショーで「女性って、二面性があるというか、刺激を求める面と安定を求める面と両方あって、その両方を否定することなく、両方を温存させながら女性として成熟していくことが現代の女性にとって重要なことなのではないかと思っています。今回の作品では、まさに揺れ動く女性の揺れ幅の大きい瞬間を切り取れたかな、と思います」とおっしゃっていました。
また、トークショーで「自分らしい生き方」を実現するための「マイ・ルール」は?
との質問に、二人は真逆の回答だったのが、とても興味深かったです。
田中さんは「人生限られた時間の中で、悩んだりくよくよしている時間より、笑顔でいる時間が多いほうが楽しいと思うんです。だから、むりやり笑顔になることで人って意外と楽しくなってくるので、私は一日の時間の中でなるべく笑顔でいるようにしています」とコメント。
一方の金原さんは、「私は、『やりたくないことはやらない』です。日本にいると、どうしてもいろんな圧力とかしがらみのなかで生きていかなきゃいけないので、そこから自分のやりたくないという気持ちとか、ここには染まりたくないという気持ち、そういうものをどれだけ大事に育てていけるかということがすごく重要。子供たちに対しても、やりたくないことをやらないですむような生き方をしなさい、という風に伝えていますね」と語りました。
金原さんは2012年からパリにお住まいなのですが、なんだか、この回答がとてもフランスっぽいな、と思ったのでした。
こういうイベントって、直接売り上げにつながらないのかもしれませんが、
下着の世界観をイメージするのに、とてもいいですよね。
商品の詳細を饒舌に語られるより、より心に記憶が残るというか……。しかし、金原さんの可愛らしさにビックリ!
あの華奢な身体から溢れる創造力を、あらためて堪能したいと思いました。