昨年スタートした、BUNKAファッション・オープンカレッジ「女性下着のデザイナー・パタンナーを目指す方の特別講座」。
卒業生の皆さんが講座で得た知識や技術を、就職活動や日々の業務に活かされている事を願いますが、先日、その卒業生の1人が自身のブランド「IMASA（@imasa_lingerie）」をスタートしたと連絡があり、初めての展示会にお邪魔しました。
こうして、講座で学んだ事が夢を叶える力になった事は嬉しい限りです。

そして、10月3日には2020年度の同講座が開講しました。
当初は昨年同様5月に開講予定でしたが、新型コロナの影響で2度延期となり、10月3日に感染症対策を徹底したうえで、晴れて開講。
今回も各企業の第一線で活躍されている方々を講師に迎える事ができ、充実した内容となりそうです。

今年の受講生は20名。
服飾専門学校生の方を中心に、社会人の方も2名含まれます。
初日の10月3日は自己紹介の後、「商品企画総論」の講義がスタート。
長年商品企画に携わり、数々のヒット商品を生んでこられた講師の知見に全員が聞き入り、デザイナー・パタンナーとしての心構えを学びました。

2日となる10月7日のテーマは「SNS時代における下着ブランドの在り方」で、イルフルエンサーやメディア、SNSを通し、ブランドの魅力を発信する広報宣伝に携わる方が講師。

インスタグラムの活用法、SNS時代に必要なスキル、コロナ禍でのお客様とのタッチポイントの作り方などを講義していただきました。
今や、個人が発信するSNSが大きな影響力を持つ時代。
デザイナーやパタンナーにとってもSNSを活用した販売促進や宣伝は必要な知識ですよね。

そして、3日目となる10月10日は、「マーケットリサーチとその分析」と「マーチャンダイジングの基本」について。
デザイナー、パタンナーが好きな物を作るだけ、形にするだけではなく、ビジネスとして成立させるために必要な知識を学びました。
これまでは商品企画全般にわたる座学でしたが、4日目以降は具体的なパターンメーキングやデザインワークなど、実際に手を動かして学ぶ内容となります。
日頃はファッションについて学んでいる学生さんたちにとっても、ブラジャーのパターンやデザインは全く別の技術や知識になるかと思います。
そして、最終日には、ひとつのブランドを想定してプレゼンテーションしていただく予定。
昨年の発表もとてもバラエティに富んでいましたから、今からそれを聞くのが楽しみです。