時代のムードを反映した「シュット!インティメイツ」と「キッドブルー」の展示会

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2020-11-30 00:00:00

先週は中目黒と代官山で2つの展示会があり、お邪魔してきました。
代官山のKASHIYAMA DAIKANYAMAで開催されていたのは「シュット!インティメイツ」。
KASHIYAMA DAIKANYAMAは、その名の通りオンワード樫山が運営する代官山の新名所。
地下1階は自然光が降り注ぐ、開放的で居心地抜群のカフェ。
4階のレストラン「COTEAU.」はSAGALABOで知られる須賀洋介氏が監修を務め、予約が取れないことで知られているそうです。
その建物3階のギャラリーが会場。
エレベーターを降りて会場に入ると目に飛び込んできたのは、2021年春夏のコレクションテーマである「Pleasure」を表現したピンクいっぱいのディスプレイ。
案内状にはこう書かれていました。
「Pleasure is always around here. 新しく訪れる歓びあふれる季節に願いを込めてポジティブでハッピーなきらめきを纏ったランジェリーを。」
デザイナーの斎藤ゆかりさんが「元気と前向きな力を与えたい」というように、
ピンクとパープルのランジェリーが並んだ会場は、ハッピーなムードに包まれていました。
2021年春夏は「カラーMDに力を入れた」そうですが、それがひと目でわかる陳列です。
なんだか私も同化していますね(笑)私が印象に残ったのは、このセット。
特殊な技術を使ってレースにカラフルな色がブリントされているそうで、とても艶やか。
今は必ずしもブラとショーツを同じレース同じ色で合わせなくてもOKという流れ。
このカラフルなブラジャーと他のショーツを合わせても、あるいはその逆でもOKのカラー展開になっているのがいいですよね。
そしてこちらは、モデルやコラムニストとして大活躍のクリスウェブ佳子さんとのコラボコレクション。
コットンのノンワイヤーブラ&ショーツや、プリーツが色っぽいブラレットなど。
こちらもグリーンやピンクベージュなどのカラー展開が印象的。
今回、ベージュがたくさん並んでいたのですが、斎藤さんによると、モードなカラーとしてのベージュが2年前くらいから人気なのだそう。
色の捉え方や印象は時代と共に変わり、その心理を捉えた色が共感を得て支持されるのだと実感した展示会でした。

次は中目黒の本社ショールームで開催された「キッドブルー」。
今回は新型コロナウイルス感染症に関する各所対応に伴い、商品紹介飲みの内覧会方式で実施されました。
「キッドブルー」の2021年年間テーマは「Holiday in the Park 〜A Place I can relax with feeling nature〜くつろぎの空間で出会う、空、緑、水、花、草木、蝶や小鳥までそのすべてからインスピレーション」公園で過ごす休日……コロナ禍の中、そんなライフスタイルをお過ごしの方もきっと多いはず。
まさに今の気分を言い表したテーマですね。
優しいキッドブルーカラーが並ぶ中、私が心引かれたのがミモザイエロー。
コットンに刺繍で表現したり、ワッフル地にプリントされたり。
他でもミモザをフィーチャーしたブランドを見ましたから、ミモザがその象徴とされている3月8日の国際女性デーには、ランジェリー売り場に黄色がたくさん並ぶのかもしれません。
そして、2021年春夏からブランドカラー「サックス」の色味をダスティ系サックスに変更するとのこと。
全体がちょっと大人っぽい印象になりそうです。
私はコットン混のレースジャカードシリースがお気に入り。
もちろんキッドブルーテイストなのですが、少しシックなムードです。
長くファンに愛され、その期待を裏切らずに時代に合わせて進化する「キッドブルー」のDNAをあらためて感じました。