パリのランジェリーショップガイド3
サン・ジェルマン エリア編

テーマ:ブログ

2020-04-13 00:00:00

前回に続き、今回もパリのランジェリーショップガイドをお届けします。
最後となる今回は、パリ左岸のサンジェルマン エリアです。
商業エリアである右岸に対し、左岸は文化エリア。
ザン・ジェルマン・デ・プレ(Saint-German-des-pres)駅近くのレ・ドゥ・マゴやカフェ・ド・フロールなどに芸術家や文筆家が集い、交流を深めた歴史ある街。
歩いていると、右岸とは違うシックな雰囲気を感じることができます。
そのエリアでランジェリーショップが集まるのは6区から7区へと延びるグルネル通り(rue de Grenelle)あたり。
前々回に紹介した百貨店ボル マルシェ(LE BON MARCHE)からセーヴル通り(rue de Sevres)を歩いてすぐです。
LA PERLA
1 rue de Grenelle 75007 PARIS
https://www.laperla.com
グルネル通りの入り口に建つのが、ご存知イタリアの「ラペルラ」。
もちろんパリのマダム達にも人気です。
フォーブール・サン=トノレ通り(Faubourg Saint Honore)にも路面店がありますが、こちらの店の方が観光客は少ない印象です。
ラグジュアリーブランドゆえ、扉を開けるのはちょっと勇気が入りますが、百貨店のインショップとは異なる、よりパーソナルな空間を楽しむことができます。
Sabbia Rosa
73 rue des Sainte-peres 75006 PARIS
https://www.instagram.com/sabbiarosaparis/
グルネル通りを入って少し歩き、サン=ペール通り(rue des Sainte-peres)へと右折すると、右手に色鮮やかなシルクランジェリーがウインドゥに飾られた「Sabbia Rosa」があります。
イージーオーダーできることもあり、セレブリティが訪れるブティックとしても有名。この地にブティックをかまえて数十年。
ずっと変わらないスタイルなのに、いつ見ても古さを感じさせない真の“フレンチエレガンス”を体現するブランドです。
MAISONLEJABY
70 rue des Sainte-peres 75006 PARIS
https://www.maisonlejaby.com
「Sabbia Rosa」の向かいには、幅広い年齢層に人気の「MAISONLEJABY」があります。
シンプルなデザインですが、決してカジュアルになることなく、大人っぽくてシック。
私はとてもフランスっぽいブランドだと思います。
私が訪ねた時は、熱心にフィッティングしながらブラを選ぶマダムとそれに応えるスタッフの楽しげなやりとりが見られました。
CARINE GILSON
18 rue de Grenelle 75007 PARIS
https://carinegilson.com/en/
グルネル通りに戻り、「CARINE GILSON」へ。
今年30周年を迎える、ベルギー発のクチュールランジェリーブランドです。
入り口でベルを鳴らして入るブティックなので敷居が高いですが、スタッフはとてもフレンドリー。ブティックの中はまるで誰かの邸宅を訪ねたかのよう。
一つ一つの部屋にブリュッセルのアトリエで創られたシルクランジェリーが並びます。
ここでしか体験できないその優雅な空間をぜひ楽しんでください。
Fifi CHACHNIL
34 rue de Grenelle 75007 PARIS
https://fifichachnil.paris/
ーリーなフレンチランジェリーと言えばここ。日本にもファンが多いですよね。
マカロンのような甘いカラーに彩られた店内は「Fifi CHACHNIL」独特の世界。
ファンは右岸にあるブティック(68 rue Jean-Jacques Rousseau Fond de Cour)もおすすめ。
そちらはアトリエが隣接しているので、フィフィ本人に会えるチャンスがあるかも。
Agent Provocateur
38 rue de Grenelle 75007 PARIS
https://www.agentprovocateur.com/int_en
ロンドンランジェリーを代表するブランド「Agent Provocateur」の路面店。
パリの路面店はこことカンボン通り(12 rue Cambon)にあります。
Aubade
22 rue du Vieux Colombier 75007 PARIS
https://www.aubade.fr
Aubade
4 rue du Vieux Colombier 75007 PARIS
https://www.aubade.fr
「LA P ERLA」があるグルネル通りの入り口まで戻り、サン-シュルピス教会(Eglise Saint Sulpice)に向かってヴュー・コロンビエ通り(rue du Vieux Colombier)を歩くと2軒の「Aubade」があります。
「Aubade」は同じコンセプトで、世界中のブティックが作られているのですが、ここに並ぶ2軒は外観が黒と白。店装や品揃えの違いを見るのも楽しいですね。
Emilia Cosi
20 rue Saint Sulpice 75006 PARIS
https://www.facebook.com/pages/category/Clothing-Store/Emilia-Cosi-1567836583493396/
サン-シュルピス教会を過ぎて左手にあるのが「Emilia Cosi」。
最近はパリでも少なくなった品揃え型のランジェリーブティックで、地元のパリジェンヌやマダム達に愛される老舗。水着も豊富に揃います。
オーナーの審美眼が感じられるこんなブティックには、これからも長く続いて欲しいです。

写真はないですが、このエリアには「LISE CHARMEL」(7 rue du Cherche-midi)や「SIMONE PERELE」(61 rue de Rennes)の路面店もありますので、こちらもぜひ。

パリのランジェリーショップガイドはこれで終わりますが、まだ時間に余裕があるなら、高級住宅街として知られるパッシー(Passy・16区)のラ・ミュエット(La Muette)駅近くにあるギシャール通り(rue Guichard)もおすすめです。
今、注目のブランド「LIVY」や、前回紹介した「Yse」「ERES」、「PRINCESSE tam・tam」が並びます。
今回、このブログを書くにあたりパリのGoogleマップを見ていたのですが、「臨時休業」の文字ばかり。やはり悲しいですね。
6月に開催される予定だった「ユニーク バイ モードシティ」も延期が決定しました。
美しいパリの街を散策できる日がくること、そして自由に海外へ行き来できる日が来ることを心から願います。